病原大腸菌
発生状況 ■大腸菌は、人や動物の腸内や土壌などに広く分布しており、通常、病原
性はないが、一部の大腸菌が食中毒の原因となる。
主にいる
場所
■人や動物の腸内など自然界に広く分布している。
性質及び
主な症状
■発症機構の違いにより、次の5つに分けられる。
@腸管病原性大腸菌:小腸に感染して腸炎等を起こす。
A腸管組織侵入性大腸菌:大腸粘膜上皮細胞に侵入・増殖し、赤痢様の症
状を起こす。
B腸管毒素原性大腸菌:小腸上部に感染し、コレラ様のエンテロトキシン
を産生する結果、腹痛と水様性の下痢を起こす。
C腸管出血性大腸菌:ベロ毒素を産生し、激しい腹痛、水様性の下痢、血
便を特徴とし、特に、小児や老人では、溶血性尿毒症症候群(HUS)や
脳症(けいれんや意識障害など)を起こしやすいので注意が必要。
O157がよく知られているが、他にO26、O111、O128、
O145などがある。
D腸管凝集性大腸菌:主として熱帯や亜熱帯の開発途上国で長期に続く小
児などの下痢の原因菌。
日本ではまだほとんど分離報告はない。
原因とな
る食品
■糞便等により二次汚染された食品や飲料水。
予 防 ■食品の加熱を十分に行う。(食品の中心部が75℃1分以上)
■食品の低温管理を徹底する。
■井戸水など水道水以外の水を使用する場合は、定期的な水質検査と塩素
消毒を行う。

腸管出血性大腸菌 O157
腸管出血性大腸菌 O157の写真
東京都立衛生研究所提供


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