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最終更新日:2005年9月9日

   長野県の将来推計人口について

 長野県の総人口は、平成14年から減少に転じ、平成16年には自然動態(出生数と死亡数との差)も統計のある明治35年以降終戦の年を除き、初めてマイナスとなりました。(毎月人口異動調査結果)
 このように転換点を迎えている人口について、今後の計画や施策づくりに活用するため、長野県の将来人口を推計(平成17年9月推計)しました。
 (今回の推計は今後の政策等の影響を考慮せず、過去の実績基調に基づき行なっています。)
1 将来推計結果(概略)

(1) 総人口は2001年の2,220千人(毎月人口異動調査結果)をピークに減少に転じ、2024年には2,000千人を切り、2035年には1,816千人になると見込まれます。
(2) 高齢化率(老年人口割合:65歳以上)は、2004年の23.1%(毎月人口異動調査結果)から、2018年には30%を超え、2035年には34.6%と3人に1人は65歳以上になると見込まれます。
(3) 年少人口割合(14歳以下)は、2004年の14.5%から、2035年には10.7%になると見込まれます。
(図−1)

図−1 将来人口の推計結果

                            (2000年から2004年は国勢調査及び毎月人口異動調査結果)
2 今回の将来推計の方法

 人口変動に影響を及ぼす直接的な要因は、次の式によって説明することができます。

 今回の人口推計は、この人口変動要因を将来にわたり仮定し推計する「コーホート要因法」を用いて行いました。

○コーホート要因法とは
 基準年の人口をベースに、各コーホート(年齢階級)ごとに、次の推計要因の仮定値(推計値)を用いて推計年の将来人口を求める方法です。
   
1 自然増減の要因として  「合計特殊出生率」 「出生性比」 「生残率」
2 社会増減の要因として  「社会移動率」

 この推計方法は、世界人口推計をはじめ、国立社会保障・人口問題研究所(以下「社人研」)、「第二次中期総合計画」でも用いられる等、中長期的な推計に適しています。

 (参考)コーホート要因法以外の主な推計方法
  ・ 数学的方法
   過去の実績値(人口総数、増加率等)から回帰式を仮定し将来を推計する方法
  ・ コーホート変化率法
   人口変動要因を考慮せず、コーホートの変化率を用いる方法

3 推計要因の設定方法

 将来推計人口は、コーホート要因法に用いる各要因の仮定値の設定方法により、推計結果が異なります。今回の将来推計人口は、政策等の影響を考慮せず、過去の実績基調に基づき設定しています。

(1) 合計特殊出生率の仮定方法

 将来の女子年齢別(5歳階級)別出生率を基に、長野県の合計特殊出生率を算出しました。
ア 「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」(社人研)の中位推計と低位推計の中間値に、長野県の過去5年間の全国と長野県の平均相対的格差を加算する。
イ 相対的格差は、34歳以下の年齢層は今後も一定、35歳以上は2015年に1/2の相対的格差に縮小し以降1/2の格差で一定に推移すると仮定した。(社人研の推計方法と同様に仮定) 

図−2 合計特殊出生率推計

○合計特殊出生率の仮定理由
 ・「第二次長野県中期総合計画」、「都道府県別将来人口推計」(社人研)のいずれも「日本の将来推計人口」(社人研)の合計特殊出生率の中位推計を基に推計を行っていましたが、今回、中位推計を基にすると過去の実績から乖離してしまう。(図−2)

     (詳細なデータはこちらをクリック)
               男女別自然増減数,出生数,死亡数(年別)        Excel形式(22KB)      CSV形式(4KB)
(2) 出生性比の仮定

長野県における過去5年間の出生性比の平均値が今後も一定であると仮定しました。

(3) 生残率の仮定

 「平成12年都道府県別生命表」(厚生労働省)における2000年の生残率を基準とし、長野県の平均寿命の伸び率と連動させ、将来の生残率を算定しました。
ア  2000年の「全国平均寿命(厚生労働省)」の全国平均寿命と「平成12年都道府県別生命表(厚生労働省)」の長野県の平均余命との格差が2060年に0となるように年数按分する。
イ  年数按分した率を「日本の将来推計人口(平成14年1月推計:社人研)の全国の推計平均寿命に乗ずる。

     (詳細なデータはこちらをクリック)
          男女別自然増減数,出生数,死亡数(年別)          Excel形式(22KB)      CSV形式(4KB)
(4) 社会移動率の仮定

 長野県における過去5年間の男女・年齢別(15〜24歳は1歳ごと、その他は5歳ごと)の社会移動率の平均値が今後も一定であると仮定しました。

図−3 社会移動数の推移

○社会移動率の仮定理由
・2005年1月〜6月までの毎月人口異動調査結果の累計では、△3,898人である。
・1995年〜2004年までの10年間の推移は図−2のとおりであり、10年間の社会増減率の平均が+0.07%になるのに対し、5年間の平均は、△0.03%になる。(図−3)
・過去10年間平均では特殊要因(長野オリンピック等)の影響が考えられる。

     (詳細なデータはこちらをクリック)
       男女別社会増減数(年別)                                       Excel形式(20KB)        CSV形式(3KB)
4 推計結果一覧表

(2000年は、平成12年国勢調査実績値)             

   (注)総人口と年齢3区分人口の合計は年齢不詳者がいるため合致しない。
    (詳細なデータはこちらをクリック)
                 人口,年齢三区分,年齢三区分割合(年別)                Excel形式(19KB)          CSV形式(3KB)
                 年齢(各歳),男女別人口(年別)                                Excel形式(132KB)        CSV形式(112KB)
                 男女別人口増減数(年別)                                         Excel形式(20KB)         CSV形式(3KB)  

 (参考)
 今回の推計では、図−4のとおり、4パターンの推計を行いその比較を行った。その結果、全てのパターンが長野県2000年推計、国立社会保障・人口問題研究所(以下「社人研」という。)2002年推計結果の総人口を下回った。またA(図−1の推計結果)が2024年に2,000千人を切るのに対し、@は2026年、Cは2027年、Bは2030年と推計された。

図−4 人口総数推計比較

<お問い合わせ先>
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Tel 026-235-7023 / Fax 026-235-7471

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