最終更新日:2009年03月27日
 

知事会見

平成21年(2009年)327日(金) 11:00〜11:40 県庁:会見場

目     次

<村井知事からの説明>

 1 部局長会議、オーストラリアの旅行者からの感謝の手紙について

<取材者からの質疑>

 2 地方分権改革推進委員会のヒアリングについて(1)
 3 戸草ダムについて 他
 4 国の直轄事業に関する地方負担金について
 5 自治体が運営する病院について
 6 人事異動について(1) 他
 7 地方分権改革推進委員会のヒアリングについて(2)
 8 廃棄物条例について
 9 人事異動について(2)
10 国への並行在来線に対する支援策等の要請について
11 無認可老人ホームの防火対策について
12 行政監査の結果について(1)
13 行政監査の結果について(2)
14 県民参加について

 

1  部局長会議、オーストラリアの旅行者からの感謝の手紙について

長野県知事 村井仁
 今日9時半から本年度最後の部局長会議を開催致しました。4月1日付けの異動を既に内示しておりますので、今の体制で行います最後の部局長会議になります。若干の回顧的な発言を致しましたけれども、特段のことはございません。
 それから、今日の会議でやはり病院事業局長から、オーストラリアからこの年末年始に白馬へ来られた旅行客の、お子さんが非常に重い急の病気になりまして、それで大町市立病院、さらにはこども病院まで連携して何とか無事に命を取り留めて、オーストラリアへ帰られた訳です。その間の大変手厚い、また行き届いた対応について感謝の手紙が私の手元に届きましたのでこれをご披露をいただきました。関係者がみんな当たり前のことをしただけだと言われておりますけれども、うまく回ればそういうことで褒めていただけるのですが、一つしくじってしまったら、また大変難しいことになったものと思いながら読ませていただいておりました。非常に結構な話ではないかと、こう思います。長野県のホスピタリティというものが、そんな形で海を越えて認められたということだと思います。

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2 地方分権改革推進委員会のヒアリングについて(1)

信濃毎日新聞 植田雄介 氏
 4月2日に知事は地方分権改革推進委員会でヒアリングを受けられるご予定だと聞いています。直轄事業負担金のことだと思うんですけど、改築とか整備の3分の1というのと、あと維持管理の45パーセント負担とあるんですけど、維持管理のほうは既に所有者が国のほうになっているんだから、それは国が負担すべきじゃないかというような意見も聞くんですけども、その辺り知事のほうでどういう意見を述べられるかとか、今の段階で伺えますでしょうか。

長野県知事 村井仁
 これは2日に話をさせていただく訳ですから、それを先取りして今の段階で、メディアの皆さんに申し上げるのは、申し訳ないが、ちょっと適当ではないのではないかという気が致します。よく考えて対応させていただきたいと思います。

信濃毎日新聞 植田雄介 氏
 ちょっとすいません、話がずれるかもしれないんですけど、国管理の一級河川で犀川とか飯山の辺りとかですね、中抜け区間がある部分ですけど、それは逆にその今の地方への移譲じゃなくて、逆に国へ返したいというような意向も、知事は昔、何かおっしゃってたかと思うんですけど、そういうことをヒアリングの場で言われるようなことはないんですか。

長野県知事 村井仁
 分かりません。それはどのような流れで話をするか、私はだいたいどうもその時にならないとストーリーが必ずしも出来上がりませんので。ただ、ご存じのとおり現在の千曲川の中で、俗に中抜け区間と言っておりますけれども、国管理と県管理とが交互にあるような状態、これはあまり適切な形態ではないという問題意識をかねて持っております。いろいろな歴史的な経過からそうなった。河川管理というのは、昔からいろいろな経過があって、何でそうなったのかよく分からないところが結構ある訳です。現実問題としては、河口に近い、要するに信濃川と称される部分の改修がある程度行われないと上流で改修をしても十分な効果が上がらないとか、いろいろな議論がありまして、そういう意味ではかねてから国の直轄管理をしてもらったほうが良いのではないか、という議論がずっとくすぶっている。そういう部分であると、私は承知しております。これは地元の沿岸の住民の皆様のお気持ちでもある、このように思っております。

信濃毎日新聞 植田雄介 氏
 はい、ありがとうございました。

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3 戸草ダムについて 他

信濃毎日新聞 植田雄介 氏
 それとすみません、これもまた答えていただけるか分かりませんけど、戸草ダムを含む天竜川水系の河川整備計画案が中部地整(国土交通省中部地方整備局)から示されましたけど、そろそろその沿線、知事への意見照会がくるかと思うんですけど、今の段階で知事のお話いただける範囲でどんな意見を考えてらっしゃるかお聞かせ願えればと思うんですけれども。

長野県知事 村井仁
 戸草ダムにつきましては、いろいろな経過があったということを、よく私も承知しております。従いまして、いずれ国土交通省から知事の見解を求めてくることになると思いますけれども、伊那市などを含めまして地元の関係者の意向をよく伺った上で県としての意見をまとめて申し上げるということになるかと思います。

信濃毎日新聞 植田雄介 氏
 この間も質問させていただきましたが、浅川の排水機場の話なんですが、その後その長沼地区の新幹線対策委員会の方々が確認書の履行を巡って検証委員会ってのが開かれて、そこへ県の方が行かれてですね、説明されたということがあったと間接的に聞いたんですけれども、前回の会見で私が知事に対して地元でちょっと複雑な思いを抱いている方がいらっしゃるんじゃないんですかと聞いたら、知事はまあそういう懸念は一般的じゃないというふうに思っているとおっしゃったんですけども、やはりその、なんかいろいろ考えてみるとやっぱり県からの説明がちょっとまだ足りてないというかですね、もう少しこう十分に説明されればこんなことはないんじゃないかなと思うんですけど、その辺りいかがでしょうか。

長野県知事 村井仁
 そこは私も説明とそれからそれを受け止められた方の受け止め方と、これは両方ある訳です。治水事業というものはいろいろな対応、形がある訳です。要するに穴あきダムを造るというのも一つの治水の手段でありますし、排水機場の機能を高めていくというのも一つの手段であります。いちどきに「エイヤ、ドン」とそれができれば、それはそれに越したことはありませんけれど、例えば穴あきダム一つ造るのだって、これだけいろいろ前段階の作業がありまして、これが完成するのは概ねこれから7、8年後ですか。それと同時に排水機場をやりますといっても、いきなり「ドン」とできる訳ではなくて、でき上がるのはいずれ何年か後でしょう。それをいずれにしましてもこういうタイミングでやらせていただきますということを申しましたら、期待されていることより随分遅いじゃないかというような受け止め方をされた向きがあるのかもしれません。そこは私よく分かりません。いずれにしても、やり始めて即できるというものではないのです。ですからどうしてもリードタイムがかかる。そのリードタイムが長いと言われても、こちらもお金の都合もありますし、工事のいろいろな時間もかかりますし、某紙の見出しにあったように大変遅れるという意味合いのものではない。私どもとしましては、粛々と手続きを進めているということであります。それをそのように一所懸命ご説明しているつもりなのですけれども、私はそういうことで規定の方針に基づいて何ら変わりなくお約束どおり粛々とやっている、そのように認識しております。

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4 国の直轄事業に関する地方負担金について

日本放送協会(NHK) 関谷道雄 氏
 直轄負担金ですね、先日大阪の橋本知事がですね、地方分権推進委員会で「ぼったくりバー」と批判してですね、制度の廃止を求めましたが、まあ知事会では以前から廃止を求めていたようですが、今まあ徐々に気運が高まりつつあるようですが、知事改めて今後どのように取り組むお考えでしょうか。

長野県知事 村井仁
 基本的には知事会で既に申し合わせておりますように、直轄負担金は廃止してほしい、それはそのとおりであります。ただそれは制度として廃止をしてくれということなのですが、廃止したら後どういうふうに整理していくのか、これはまた別の問題ですから、その姿まで全部見極めないと私ども実務に携わっている立場としては、こう言ってはなんですけれども、困ってしまう訳です。そこはやはりきちんと見極めてやらなければならないことだと思っています。どういう形であれ、知事会として意見が一致している話であることは、これはそのとおりであります。

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5 自治体が運営する病院について

日本放送協会(NHK) 関谷道雄 氏
 先日の医療審議会でですね、県内の自治体病院のですね厳しい経営状況がですね数字で出ていたんですが、県立病院についてはこの間、独法化とういう方向性がでましたけど他の市町村立とかですね、何か具体的ない対応策というのは知事お考えでしょうか。

長野県知事 村井仁
 県内の医療機関のあり様というものにつきましては、私もその全体につきまして深い関心を持って見ておりますけれども、まず第一次的にはそれぞれの自治体立病院につきましては経営主体である自治体においていろいろ対応をお考えになる。それでまた県に対してご相談があれば、それなりに私どもとしましてご相談に乗りながら対応の知恵を出していく。それしか方法がないのだと思っております。いずれにしてもそれほど驚く話ではなくて、「そうでしょうね」という、実際危機感をずっと私も持ち続けておりますけれども、それがああいう形でまた確認されたということだと思います。

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6 人事異動について(1) 他

朝日新聞 柳川迅 氏
 4月1日付の人事異動のことについて伺いたいんですけれども、今回の人事異動の特長であるとか、もしくはコンセプトというものをご説明いただけたらと思うんですけれども。

長野県知事 村井仁
 人事というものは、私は説明するべきものだと思っておりません。発表したことがすべてであります。それ以上でも以下でもありません。私は一切の解説を致しません。

朝日新聞 柳川迅 氏
 確か昨年も同じお答をされているかと思うんですけれども、今回建設部長に国土交通省から人がいらっしゃって、財務課長もまた総務省のほうからいらっしゃるようですけれども、そうしたことはやはり、まあ中央との何かつながり強化とかそういうことがあるんじゃないかと思うんですけれども、そこもお答いただけないですかね。

長野県知事 村井仁
 それも答えません。どのようにでもご解釈くだされば結構です。人事というものは説明をするものではないのです。皆さんだって組織の中で仕事をしておられて「なんでおれは長野に来させられたのだ」といちいち説明されますか。そういうものではないでしょう。人事というものは、そうして発令されること、発表されたこと、それがすべてなのです。それから後どういうふうにそれを評価されるのか、それはまた別のことです。私はそれしか申しません。

朝日新聞 柳川迅 氏
 もう1点伺いたいんですけれども、先日長野県政連絡協議会、まあ知事に出馬要請された市民団体がですね、右近参事が亡くなられたこと、自殺されたことで「西松建設の不正献金疑惑が県民に与えた疑念について」という文書と、あと会見も開かれて、まあ知事が説明責任を果たしていないんじゃないかということを主張致しましたけれども、それに関して知事これを受けて、また新たに、これまで「どうすれば潔白が晴らせるのか知恵もない」ということをおっしゃっていますけど、そこ何かまた新たにこれを受けて何かお答えすることがありましたら伺いたいのですが。

長野県知事 村井仁
 残念ですけれども、何も追加して私は申し上げる情報も持っておりません。まったく私には心当たりのない話ですし、その心当たりのない話を説明しろと言われても、それで説明できません。要するに、「ある」ことでしたら、「ある」という証明ができるのですが、「ない」ということの説明は、俗に「悪魔の証明」と言いまして、できないのです。これは、論理学の問題でもあるのですけれど。私は率直に申しまして、それは例えば、危機管理を担当している右近君が検察の事情聴取を受けることについて、私にあらかじめ言わなかったのはけしからん、それはけしからんと言われればそのとおりに違いないが、事実、私は知らされていなかったのだから、それはどうしようもない。それで、それはもう本当に不徳の致すところと言うしか仕方がないです。説明のしようがないです。

朝日新聞 柳川迅 氏
 分かりました。

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7 地方分権改革推進委員会のヒアリングについて(2)

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 ちょっとまた地方分権委のことに戻って恐縮なんですが、新潟の泉田さん、大阪の橋下さん、それから村井さんと、この人選についてはですね、知事としますと、どのように受けとめていらっしゃいますか。また、どのような役回りというか、期待をされていると思われでしょうか。

長野県知事 村井仁
 私は、基本的に国と地方の関係につきまして、地方自治を進めれば、現在の日本における閉塞状況というものが、すべて雲散霧消して片付くような幻想には非常に疑問を持っているのです。率直に申しまして、今の日本の閉塞状況というものは結局財政の逼迫、公というものが本来果たすべき役割を果たせないような構造を数十年にわたってつくってきてしまった結果ではないだろうか、と予ねて私は思い、そのような発言を重ねてきております。地方財政というものは、ある時期まで非常によかった訳ですけれども、それも長引くバブル後の不況やら、いろいろなことが積み重なりまして、非常に不自由な状態になってしまったために、余計、国との間で、財源を巡ってのさまざまのやりとりがでてきている。直轄負担金を巡る話なども、その一例だろうと私は思っております。少し突き放した言い方ですけれど。だれがよいの悪いのというような次元で片の付く話ではない、そのように思っております。そのようなところは私の基本的な認識でありますから、そこのところはジャーナリスティックにはあまり面白くないかもしれませんが、そういう見解を持っている首長もいるのだという意味合いで、私は予ねての持論を申し上げてこようと思っております。

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8 廃棄物条例について

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 別件で、ちょっと日が経って恐縮なんですが、3月1日に廃棄物条例が施行されまして、事業計画協議制度という新しい制度が導入されたのですが、新しい制度というのは何事も不安というか、当事者からするとそういうものはつきものだとは思うのですが、知事としてどのように、この条例ですね、施行にあたって臨まれるでしょうか。

長野県知事 村井仁
 これは条例をつくるときからたび重ねてお話ししているのですけれども、やはり廃棄物の処理についてのきちんとした手続き、関係者の間の理解というものが必要なことは当たり前のことでありまして、それをどのようにしたら、うまくそういう合意を形成できるか、ということがポイントだろうと思います。合意の形成というのは、何も認めるという意味ではないです。何も廃棄物処理施設を円滑に造らせる、そのようなことは言っておりません。そうではなくて、住民の意向というものもきっちり押さえて、そしてやはり廃棄物の処理施設というものは、やっぱり社会の中である程度必要なものでありましょうから、それが受容できるようなさまざまの条件整備をした上で、きちんと処理ができるという形になることが私は望ましいと思っています。そういう手続きをああいう形で整理した訳でありますから、それが円滑に施行されることを期待していると、こういうことだと思います。

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 関連してですね、信濃町の民間の施設をめぐりですね、新潟県、上越地方の主に農業関係者の方が多いとは思うんですが、県にさまざまな要望をされているのですが、このことについては知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。また、どう対応されますでしょうか。

長野県知事 村井仁
 上流域で起こることにつきまして、下流域の皆さんがいろいろな関心をお持ちになるのは当然のことでありまして、これは何も今に始まった話ではない。そういう意味では、十分に意を用いながらやらなければならないことだと思います。第一次的には信濃町ご当局が大変慎重な態度を示しておられることも、私もよく承知しております。事業者において、きちんと条例に基づく手続きを踏んでもらうということは当然のことだと思いますし、その精神のあるところもくんでもらえればと思っております。いずれにしましても、まだ私どもとしましては、何も出てきていませんので、どうしようもないということだと思います。

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 要望の中には、情報提供をできればしっかりしてもらいたいという、県が越えているのでそこら辺はなかなか、はたから見れば、難しいお話かもしれませんけども、そこら辺についてはどのように・・・

長野県知事 村井仁
 それは、担当において、まずはよくそういう意見にも耳を傾けて、どうするか、条例の執行について適切に対応していただければ結構だと思っています。
 

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9 人事異動について(2)

朝日新聞 西村宏治 氏
 人事のことで伺いますが、4月1日付けで建設部長に就かれる入江さんという方に対して、知事は面識がございますか。

長野県知事 村井仁
 はい、ございます。

朝日新聞 西村宏治 氏
 それは過去に一緒に仕事をされたということなのですか。それとも、今回採用するに当たって面接をされたということなんですか。

長野県知事 村井仁
 仕事をしたということではありませんが、知っております。その程度の認識であります。

朝日新聞 西村宏治 氏
 その知っていたことが、今回の採用の、要するに彼を知っていて、彼の良いところがあるから彼を選んで採用したということなのか、それとも国交省が「せっかくだから入江君がいいんじゃないか」と言って、向こうが出してきた条件を飲んだのか、これはどちらなんですか。

長野県知事 村井仁
 あまりそういう話は、私はしないことにしていますが、あえてそういうふうに上手に問われてしまったから答えますと、それは国土交通省のご推薦を受けたと、こういうふうに理解していただいて結構であります。

朝日新聞 西村宏治 氏
 ここから先は、一般論でも構わないんですけども、長野県に限らず全国的に都道府県で、要するにラインのトップである部長職にですね、国の幹部の方を迎えるっていうのはよくあることですけども、このことについて知事自身はどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。長野県ではしばらく無かった訳ですけども。

長野県知事 村井仁
 私は一般的に人事交流というのはいろいろなレベルであっていいことだと思っていますから、特段の考えはございません。適切な人事だと思っておりますから、そのように執行しただけのことであります。

朝日新聞 西村宏治 氏
 一方でラインのトップですね、一番トップを国の人に任せてしまうというのは、地方自治の考え方からいっても単に中央に右へ倣えになるんじゃないかっていう考え方あると思うんですけども、それはそうはならないっていうことですか。

長野県知事 村井仁
 その考えに私は必ずしも同意しません。そんなに任せきりにするものでもないし、やはり組織というものはいろいろな議論をしながらやるので、トップが「こうしよう」と言ったら右へ倣えって、朝日新聞がどれくらいトップのリーダーシップが強いか知らないけれども、少なくとも長野県建設部はそのようなやわな組織ではないと思います。

朝日新聞 西村宏治 氏
 ただ県民からするとですね、そういう意味ではちょっと逆のこともあって、要するに県民は知事を選挙で選んでいる訳ですから、知事にある程度右へ倣えじゃないと困るところもあると思うんですけれども・・・

長野県知事 村井仁
 組織運営というものは、「俺がこう決めた。こうやれ。」という部分もあるでしょう。ただそこに至るまでにいろいろな議論を積み重ねていくということは当然ある訳です。私はだからそれをしばしば、「司、司」でさまざまな仕事をきっちりやってくれということを重ね重ね申し上げている訳でありまして、そのルールは何ら変わりませんから、私は、国土交通省から部長を受け入れるということが、特段に仕事の進め方に変化があるとは思っておりません。

朝日新聞 西村宏治 氏
 もう1点伺います。その入江さんの経歴見ますとですね、ずっと河川局畑ですね。先ほどから質問が出てますとおり、浅川の話もありますし戸草の話もありますし、河川整備ここから先、数年は地元合意をどうつくっていくか、その知事がどういうふうに意見表明されるかっていうのは大きな山場になる訳ですね。そこで河川局から、河川局をずっと歩いてきたような方を建設部長に迎えるということは、先ほど知事、人事は結果で判断してほしいということでしたけれども、要するに、国の意向に従って物事を決めていくぞ、というふうに受け取られかねないかと思うんですが、いかがですか。

長野県知事 村井仁
 それは全く考えすぎだと私は思っています。そのようなことは考えてもみませんでした。

朝日新聞 西村宏治 氏
 分かりました。ありがとうございます。

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10 国への並行在来線に対する支援策等の要請について

日本放送協会(NHK) 島川英介 氏
 ちょっと日が遡って恐縮なんですが、富山県の石井知事と金子国土交通大臣に要請に伺った件なんですが、新たな地方負担のあり方について提言を行った訳なんですが、改めて国土交通省側、どのように受け止めていたか知事なりの感触をお伝えいただければと思います。

長野県知事 村井仁
 大変具体に新幹線の貸付料の扱いということでご提案を申し上げた訳でありまして、それを並行在来線の運用の経費にも充当してほしいという、大変具体の提案でありましたから、金子国土交通大臣も大変興味を持ってお聞きになったと理解をしております。今年の暮れまでにいろいろな意味で新幹線の建設経費等々につきまして詰めをしていく、その過程でこれがうまくはめ込むことができればいいなと思っております。沿線の各首長たちとも協力しながら、やってまいりたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 島川英介 氏
 今後は、今おっしゃられたように沿線の自治体との連携っていうことになると思うんですけど、泉田知事なりもそういった地方負担の発言をさまざましてらっしゃいますが、村井知事として今後どのように各県の連携と言いますか、意見集約と言いますか図っていきたいとお考えでしょうか。

長野県知事 村井仁
 それは与党のプロジェクトチームの動きもありますし、いずれにしましても政府与党の間で整理をしてもらう話でありますから、そういうところへの働きかけを、これはもう東北・北海道の関係者、九州の関係者とも協力をしながら大きな枠組みの変更でありますから、力をあわせて実現に向けて努力したいと思っています。

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11 無認可老人ホームの防火対策について

日本放送協会(NHK) 島川英介 氏
 それともう1点、これも少し遡るんですが、隣の群馬県の渋川市において施設で火災がありまして、その実態を聞いてかなりびっくりしているところなんですが、高齢化社会によってこういった現実というのも自治体各県においてあるのかなと思うんですが、長野県としてそういった防火体制なり、そういったところの充実を図っていきたいというようなお考えはございますでしょうか。

長野県知事 村井仁
 これは、ああいう事案を受けまして、担当である程度調べてもらっているようでありますけれども、県内に認可を受けていないそういう有料の老人ホームのようなもので、まったく把握していないというものがないようでありまして、だいたい把握している。それなりに適切な対応をそれぞれにしてもらっている、というふうに報告を受けておりますので、大丈夫だろうと思っております。

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12 行政監査の結果について(1)

読売新聞 浅子崇 氏
 昨日ですね、行政監査で、税外の未収金の問題についての報告がありました。で、2007年度末で累計で23億円あるということですけれども、その回収の方法等ですね、今後改善もできると思うんですけれども、その辺のお考えをお聞かせください。

長野県知事 村井仁
 実際は、金額がかさんでおりますのが、いわゆる中小企業高度化資金貸付の焦げ付き、それから、中小企業設備近代化資金貸付の焦げ付きというような、簡単に言えば、要するに、ビジネスがうまくいかなくなってつぶれた、あるいはつぶれる寸前みたいな状態になっているところから、戻してもらえなくなってしまった、というケースが圧倒的に多いんです。結局、サービサーをつかってです、取り立てをしっかりやるとか、競売手続きなどに参加するとかいうような形で回収努力をするしか多分ないのではないかという気がしております。いずれにしましても非常に難しいことではありますが、できるだけ努力するということに尽きると思っております。

読売新聞 浅子崇 氏
 サービサー等を使っての回収というのも考えるという・・・

長野県知事 村井仁
 それは、考えなければいけないでしょう。当然じゃないですか。他に方法があれば別ですけれど。

読売新聞 浅子崇 氏
 分かりました。はい。

総務部長 浦野昭治
 高度化資金につきましては確か19年度からサービサーに委託をしての回収というのを始めております。で、他の資金はあれなんですが、高度化資金については額が大きいものですから、そんなやり方も始めております。

長野県知事 村井仁
 はい、ありがとう。

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13 行政監査の結果について(2)

朝日新聞 西村宏治 氏
 すいません。たびたびすみません、今のちょっと質問で関連なんですけれども、こういうご時勢に、この不況の中でですね、新たに制度融資をいろいろ立てて県からも融資をしてく中で、その融資の設定によっては、甘くすると言うと言葉が違うのかもしれませんけれど、ある程度甘くしてあげないと今このご時勢借りられないところはたくさんある。ところがあんまり甘くすると回収不能になる恐れが増えてくるっていう、常にこのジレンマあると思うんですが、要するに何パーセントという数字は別にしても、どの程度までは、要は税金でリカバリーするということですけれども、税金投入が許されるんだというふうに知事自身はお考えなのか教えていただけますか。

長野県知事 村井仁
 それはある意味では永遠の課題みたいなものでして、この共同社会を維持持続していくために、タックスペイヤーの負担でどこまでそういうものを認めていいのか、これは本当のことを言って答えのない問題です。結局運用を続けることで、まあ何とか議会も許容する、そして選挙という意思表示によって県民もそれを甘受する。その限界をいつも探りながらやるってことではないですか。当たり前のことは全部返してもらうということです。それは当然です。しかし、それでも生活がどうしても、これは今、ビジネスの話が話題になりました、ビジネスの話を主として話題にしましたけれども、それ以外の生活に直接かかわる消費的なものもあるわけですね。そういうもので、どこまで共同社会で面倒見るのか、これは非常に難しい問題です。率直に言って、ここまでいいんだというような基準はありません。どうやって運用していくか、いつも悩みながらやってることです。

朝日新聞 西村宏治 氏
 そうすると、ビジネスの話に限っていけば、その貸し倒れ率みたいなものが後で出て来ますけれども、これが、やりすぎたのかのかどうだったのかは、これはもう後から判断して、それをやめるならやめると、選挙民がそこで選挙なりで意思表示をするしかないということですか。

長野県知事 村井仁
 まあ突き詰めて言えばそういう話になるんでしょう。それ以前に、例えば高度化資金、どういうような運用でやるのか、設備の近代化についての資金もどうやるのか。当然いろいろ担当において判断をしながら、私も議論にかかわりますけれども、悩みながらやっていくのです。

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14 県民参加について

鈴木恵美子 氏
 長野市の鈴木恵美子と申します。県庁見学イベント「春休み みんなで学ぼう ながのけん」について、このことを通しまして県民参加について伺います。知事とご担当課にお願いを致します。
 まず、知事に2点伺います。このイベントを、私は報道を通じまして、知事室でご説明をくださいました知事のご様子をうかがいました。どうもありがとうございました。そこで、知事にご感想と、今後定期的にこのようなイベントをご開催されるお考えがあるかどうか伺わせてください。2点目はこのイベントに限らないことですが、来年度、県民がより、県政に積極的に参加できるように、そのための手だてや、また、お考えなど、ございましたら教えてください。
 次に、担当課に伺います。きのう、おとといと開催された直後ですので、まだ状況などおまとめになっていらっしゃらないのかもしれませんが、おおよその、このイベントでの参加者数など、反響などございましたら、ご報告をいただきたいと思います。もしくは後日、改めてご報告をくださるのでしたら、それをまたお待ちしたいと思います。以上です。よろしくお願い致します。

長野県知事 村井仁
 率直に申しまして、私自身も楽しいひとときであったことは認めます。県庁の役割というものは、そんなに、こう言っては何ですが、お子さん方に分かりやすいものではないので、時々ああいう形でやること自体は悪いことではないのではないかと思います。ただ、春休みにああやってやりましても、結局、長野市周辺の皆様にお披露目する程度の話にならざるを得ない。これはしょうがないです。そういう意味では、私は普段、県下各地の小学校4年生が長野へ来て、議会見学のついでに県庁の中をずっと歩いて、時には私もお目にかかるときもあります。「やあ」って手を挙げるだけで終わることもありますけれども。そんな形で県庁の中をかなり組織的に見ていただいて、あれも結構いいのではないかと思っております。決して悪いことではないので、これからもまた、時期をみて考えたいと、私は基本的には考えております。そのようなことで、私のほうからはよろしいでしょうか。

総務部 広報課長 青木弘
 今回の実績というお話でございましたが、概数で申し上げますと、25、26日で、県庁の施設見学、これは職員が案内をさせていただいたものでございますが、165名の皆さん方のご参加を得ることができたというふうに私どもの方では把握をさせていただいているところでございます。あと、それぞれ、いろいろなブース等もございまして、おおよその概数は把握させていただいておりますけれども、例えば、「県庁の仕事を知ろう!」というような形でいくつかのテーマでご案内をさせていただいたところでございますが、合わせまして70名ほどのご参加をいただいたというふうにも承知をしておりますし、それから、車いすの体験をご用意させていただきましたがここでは45名の方、それから、地震の体験車というものも用意させていただきました。これ1日だけでございましたが、110名の方というようなことでございました。また、「信州を食べよう!」ということで、10階の食堂を活用させていただきましたが、250食という限定でございましたが、2日間で500食のところ480食ということで、概ね完売をさせていただいたようなことでですね、大勢の方にご参加いただいたように考えております。以上でございます。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございました。個人的な関心になりますが、「信州を食べよう!」というのは非常に好評だったようですけれども、今後、食堂のほうとご相談されまして、もう少し開催してみようとか、そういうお考えはありますでしょうか。

総務部 広報課長 青木弘
 今回の反応を見させていただきましたものですから、また、業者さんのほうともご相談をさせていただければというように考えております。

長野県知事 村井仁
 どうもありがとうございました。よろしくお願いします。

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