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知事会見 |
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平成20年(2008年)3月28日(金)
11:00〜11:45 県庁:会見場
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長野県知事 村井仁
部局長会議に引き続いてでご苦労様でございます。私のほうからは、先程の部局長会議で長野県の新しい市町村合併支援プラン(概要及び本文 PDF形式)というものを決定を致しました。全庁を挙げて合併支援に取り組むということを決めさせていただいたこと、これは非常に大事なことでありますので、改めてこの機会に申し上げておきたいと思います。かねて会見でもかつて申し上げたことがありますけれども、市町村合併ってのはやっぱり非常に大事なことなんですね。自立っていうことが言われますけれども、基礎自治体がその提供するべき基本的な住民サービスをきちんと提供できる程度の体力、これは財政力もありましょうし、それから職員がそれだけの能力を持つということもありましょうし、そういうことを整えてるってのは私はとても大事なことだと思うんですけれども、県下81市町村、その中でも小さい村というものを見ましたときに、果たしてそういう能力が継続的にあるのか、そういう状態をかなり将来のことまで見て確保できるのか、ということを考えると、非常に不安がある訳ですね。そういうことで私はかねて「市町村合併については、私は積極的である」ということを申してまいりましたけれども、過去自立という選択をした首長さん方にとりましては、やっぱりこれはなかなか厳しいことで、なかなか方向転換が難しいというようなことがあったのではないかと思います。
そういう中で既に合併協議会が発足をしている阿智村・清内路村、それから信州新町と中条村が長野市への合併を申し入れたというような例が出てきましたので、こういう動きというものを県としても当然きっちりとらえて、どのようなサポートが可能なのか、ということを明示することが大切だろうと考えた訳であります。今日の席でも概要は説明しておりますけれども、少し分かりやすく申し上げれば、例えば県職員がですね、合併を考えている村や町にですね、出掛けていって、職員を派遣してですね具体的には、県としては職員を派遣して合併に関するさまざまの事務のお手伝いを積極的にさせていただくと、これはぜひやらなきゃいけないことだと思っております。市町村に対する県職員の、ただの、何て言いますか、研修派遣というようなものとは違って、ちゃんとした問題意識を持った職員の派遣でありますから、そこは十分に説明もできるし、大事な人の割り付けだと、私は考えております。
それからさらには財政上の支援でありますけれども、合併をすればいろいろな、何て言いますか、その時の経費が掛かります。合併をするが故の費用も掛かりますから、そういうものに充てていただくために相当な財政支援を、県の財政厳しいですけれども、していかなければならないという訳で、その形も一応作ってあります。今日部局長会議で配られた資料で示してございますから、その点にぜひご注目をいただきたいということであります。
とりあえず私からは、そんなところでしょうか。はい、あとはご質問にお答えさせていただきます。 |
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読売新聞 中島健太郎 氏
昨日ですね、福田総理が道路特定財源で記者会見をしまして、2009年度からの一般財源化という提案をされましたけども、これに関する知事の受け止め、昨日コメントありましたけども、知事の立場から見て一般財源化というのは容認できるものなのかどうか、という点・・一般財源化がですね、知事の立場から見て容認できるものなのかどうかという、その辺ちょっとお願いします。
長野県知事 村井仁
あのまあ、私はね今の関心は、24日に緊急会見をやったときにも縷々申し上げたことですけれども、年度末に国民生活が混乱するようなばかなことだけは止めてほしいという一事に尽きるんです。で、その道路特定財源というような、あるいは暫定税率というようなものをですね、継続するか継続しないかね、もう好きなように議論してくれっていうんですよ。別にね私もね、本当のこと言ってどっちだっていい。道路に必要な金、それは必要なものは必要なんだから、何とかしてまた取りにいきますよ。しかしね、今の道路特定財源という税の賦課の仕方、これは要するに車を使う人が買うガソリンに税金を余計かけて道路を整備するのに使いましょう、という合意を一応曲がりなりにも作ってきた訳ですよ。それは目的税と呼ばれる税の形で、私はそれはそれで一応の合理性があると思うんです。そりゃ「ガソリンに高い税金かけるのはけしからん」って言われるなら、これまた話は別ですけれども、炭素税というようなありようというのは、環境問題も含めて国際的にも大変ポピュラーな税のあり方ですし、それを道路に振り向けるかどうかってのは、これはもう政策判断の問題、決めの問題。「駄目だ」っていうんなら駄目で、変えたらいい。いずれにしてもそういうことを決める権限ってのは国会議員に与えられてる権限なんだから、しっかり議論して決めてくれたらいいじゃないか、ってイライラしてるんですよ。
ただね、物事を変えたら、はい明日から変わりましたと、そんな簡単に世の中動いてない。銀行が合併するってのはね、大したことじゃないようにみんな思ってるけれども、あんなものは誰だってできるじゃないかと思ったらとんでもない話で、大銀行で優秀な、何て言いますか、プログラマーたちがね、システムエンジニアたちが寄ってたかっていじり回した挙句ね、あの銀行の統合でね、どれだけシステムのトラブルが生じましたか。あのようなことは国の、何て言いますか、税あるいは地方の税、そういうものを処理するメカニズムの中で起きたら、大変迷惑掛けるんですよ。そういうことを避けるには私は、リードタイムが要ると申し上げて、24日にも1年くらい先延ばして、今のままのステイタスクオーと言うかな、現状維持を1年間くらい続けて、議論を十分やった上でどうとでも決めてくれってこの間言ったんですよ。
そういうコンテクストから言えば、長々申しましたけれども、昨日の福田さんのご意見は、まあそれしかないよねってのが、私の言ったことと全く本質は同じだということで、私はそれはもう非常に適切な総理のご発言だと思っています。それだけのことです。誰が考えたってね、まあやれることってのはね、同じなんですよ。僕が考えたって福田さん考えたって同じなんだ。それがたまたま一致して出てきたってだけの話。そういうことです。 |
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3 暫定税率が期限切れになった場合の県の対応について(1)
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朝日新聞 長谷川美怜 氏
今のことに関連してなんですけれども、ただ今「適切なご発言だと思っている」というお話があったかと思うんですけれども、それに対して民主党が暫定税率廃止をしないということであればこの提案は受け入れられないっていうような方針を示しているっていうような報道も一部あるようなんですけれども、そういう報道もある中で村井知事は民主党に対しては、どういう対応を求めると言うか、どういう希望を持ってらっしゃいますでしょうか。
長野県知事 村井仁
これはもう24日に私はそのことを申し上げたつもりですが、民主党の言ってらっしゃることが私、正直言ってよく分からないんですよ。暫定税率の廃止ということをしたい、それは分かりますけれど、4月1日から廃止したいっていうんですか?そうであれば、それはもうどうしたって現実経済が混乱しますよね。その現実の経済の混乱ということについて、政治に責任のある者としてどういう認識を持っておられるのかってことを私は問題にしてる訳で、それで24日はかなり激しい言葉遣いで批判をした訳であります。
もう要するにね、くどいことで何遍も言うけれど、「はい、変えます」「はい、すぐ変えます」ってこんな訳にいかないんですよ。やっぱり混乱なく変えるためには、まあ例えば半年くらいの猶予があってね、そこで例えばコンピュータプログラム変えたり、それから3月31日の時点における在庫量を確定して、そして税をきちんと返す、というようなことをやらなきゃスムースにはいかないんです。
過去ね、ウイスキーの税金を安くしたことがあるんです。ウイスキーの税金ってのは、正に蔵出し税って意味ではガソリンと同じような、正確には同じじゃないですけれども、非常によく似た課税形態をとっていた。従いまして、その時はどうやったかっていうと、約半年前から酒のメーカー、酒の卸、酒の小売、こういうところで、一体どのような量の流通があるかということを、税の当局がずっと把握して、そして3月31日の時点での正確な在庫量というのを確定して、4月1日からきちんと税金が安くなるという手立てを講じたんです。それくらいことをやらなきゃ駄目だってことを私の体験に基づいて申し上げてる。よろしいですか?
朝日新聞 長谷川美怜 氏
もう1点あるんですけれども、今、現実経済の混乱についてどう考えてるのかっていうお話されたかと思うんですけれども、今日部長会議で示された万が一暫定税率が切れた場合の対応を見ましても、県民生活への対応っていうのが中心になっているかと思うんですけれども、例えば新潟県が入札や発注を凍結したっていう対応をしているかと思うんですが、そういった事業をやめたりですとか予算をいじるとか、そういった対応については今の段階でどのように考えてらっしゃるでしょうか。
長野県知事 村井仁
あのね、県の中のお金のやり繰りなんてのはね、そんなのは私たちはプロですから、どういうふうにでもやりますよ。あの、減らさなきゃならないんだったら事後的に減らしゃいいんだ。何を減らすかは、いろいろまた見直して決めますよ。何も泡食って今止めることはない。それだけの話。私のところは止める気はありません。よその県のこと言いません。私はプロですからそんなことはやりません、はい。
朝日新聞 長谷川美怜 氏
すいません、しつこいようですが、では起債をしたりですとか、そういったことももちろん考えてらっしゃいませんか。
長野県知事 村井仁
いえいえ、だからお金のやり繰りってね、家計だってそうでしょう、個人の家計簿だって、今年は例えば収入が減るかもしれないっていって、それで直ちに予算というか買い物を絞り込むっていう行動をとるかとらないか。それは4月1日になったら直ちにやるってもんでもないでしょ。第一、4月1日になって直ちにこの年の買い物するってもんでもないでしょ。それは10日かもしれない、15日かもしれない、先ですよ。そんな4月1日にすぐやらなきゃならないことなんて、そんなにたくさんありませんよ。
朝日新聞 長谷川美怜 氏
じゃあ、また適宜時間を掛けて対応するということですか。
長野県知事 村井仁
ええ、そうです、そうです。
朝日新聞 長谷川美怜 氏
はい、分かりました。 |
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4 暫定税率が期限切れになった場合の県の対応について(2)
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日本放送協会(NHK) 柴田明宏 氏
同じ関連の質問なんですけれども、今日、仮に期限切れとなった場合、以下のとおり対応していきます、とあってですね、3番目にですね県予算の適宜適切な執行を図ることってあるんですが、これはどういうことを指してるんでしょうか。
長野県知事 村井仁
いや、だから足りなくなったらね、そしたらどこか予算の執行するのを止めなきゃならないでしょ。そのどれ止めるかってのは、そこでまたよく相談してね、例えばどの道路やめると、どの道路の補修をやめるというような話に多分なるんでしょう。それはどれが一番影響が少ないだろうかってなことを心に、工夫しなきゃいけないでしょう。そういうことの検討はいずれやらなきゃならないだろうってことです。どっちにしてもね、本当にそういう予定していた収入が、収入額が入らないということになるかならないか、それもうちょっと具体的に言いますとね、4月の終わりまでにですよ、国会でいわゆる再議決が行われて、もう一度ガソリンの税金を上げるというような話になればね、それはまあその4月1日から4月の20幾日までの間に、蔵出しされたガソリンについてだけ入ってこないという話になって、それが年間の予定額に比べてどのくらいの減になりますかね。そこはよく分からない。それが長野県にとってどのくらいの減額になりますかね。そういうことではですね、そういうことでは申し訳ないけれども、よく見てなきゃ分からない訳ですよ。だから慌てないでしっかり適時適切に対応しましょうと言ってるだけの話です。よろしいですか。
日本放送協会(NHK) 柴田明宏 氏
すみません。
しつこいようなんですけど、一応、ということは凍結といいますか、そういうのも視野に入れることもあり得ますよと・・・
長野県知事 村井仁
そんなことありません。凍結する必要あるかないか、よく吟味してみます。それだけの話です。 |
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信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
今日、部長会議の目次を見ただけでもですね、この何とか計画ってのが、これは恐らく新年度スタートを切ると、計画的な行政運営ということで非常に分かりやすさをねらうものでもあるかと思うんですが、これあの、非常に各部局からきわめていろんなものが個別テーマで出てきてですね、その上に中期総合計画があるということで、これ我々からすると見ていて非常に分かりづらいというか、これ何とか体系的に、何かこう整理していただくことが可能なのかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけれど。
長野県知事 村井仁
今、非常に良いご質問いただいたんで、良い機会なんでちょっと申し上げさせていただくと、国がね、いろんな法律を出してるでしょ。その法律に基づいてね、都道府県は計画を作らなきゃならないって書いてあるんですよ。これね、都道府県にとって義務的な計画が非常に多いんですなあ。それから国がね、何か基本計画作るでしょ。これ必ずね、都道府県がね、これ基本計画に基づいてね、それぞれの地域における計画を作らねばならないってまた書くんだよ。国の役人ってのは、私もやったことあるけれども、どうもこういうお節介なことやるのが好きでね、何か計画、計画っていって書かせるんですなあ。そういうその国がやっているからともかく都道府県はやらなきゃならないっていうことは結構あるんですね。もうちょっと自主的にですね、やらせてくれたらという思いはありますね。例えば、医療費の削減計画なんてね、長野県モデル的なんですよ。それへさらにね、減らす工夫しなきゃいけないなんてね、「何だよこりゃ」って私言いかけたら、「いや、国がこれを作ることに決めていますから作らなきゃならないんです。」「ああそうですか。」ってこういう訳でありまして、で、ひょっとしたらあれ増やす計画、これから老人が増えたり、いろいろして、恵まれたいろんな条件がこう消えてくということだと、これから医療費増えるかもしれないってそんな予測を書くことが必要になるかもしれませんな、将来。ちょっとこれはまあ冗談だけどね。そういうことなんですよ。非常に悩ましいんです。大変エネルギーも使いますしね。かえってね、分かりやすいように見えて分かりにくいような面があることは私も認めます。そのとおりですね。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そのそういうもの整理したものが、何かどこかにあるといいな。どういう、上位計画、下位計画って、いろいろあるんでしょうけども、複雑に入り組んでいるのか、体系がちょっと整理でもできていれば、普通の人が見ても分かるようなものになるのかしらという気もしないでもないですけど。
長野県知事 村井仁
あの、もうちょっとね、何て言いますか、当たり障りのある発言をさせていただきますとね、クラシックな意味での法律ってものはね、国民の権利を制限し、義務を加重するというような本当の法律事項についてだけ決めるのが、本来の法律ってものだったんですね。ところが、そのうちにですね、宣言法ってやつが随分できてきましてね。で、国民の福祉を守らなければならぬ、高めなければならない、とか何とかって宣言をしてね、そのために国が計画を作らなければならない、とか何とかってなことを書くんですよ。好きなんですね。そうすると何か国民のことを考えてやっているような法律がパカパカできてくる訳ですよ。で、まあ私に言わせれば、本当にあのつまらない宣言法はね、山のようにできてましてね、その宣言法は、法律で書くことが何もないもんだから、麗しい理念を書いて、そして都道府県はこの計画に基づいて、それぞれの地域における計画を作らなければならないと書くんですよ。そうすると、こっちはね、法律によって縛られますからね、やらなきゃならない。いや県知事になってね、しみじみひどいもんだなと思いましたね。
まあ考えてみれば、そういう宣言法に国会議員時代に賛成の票を入れていたこと反省しながら言ってるんですけれど。私はどっちかって言うと、クラシックなその法律の制定のありようというものに、どちらかというと同調する口ですから、そういう意味では、本来の法律、それから条例というものは、基本的には権利を制限し、義務を加重するような、そういう性格があるのは本来だと思っております。それ以外のは、まあ宣言法ってのはあんまりやるもんじゃないなと思ってますけどね。すみません。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
分かりました。 |
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信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
もう2点ばかりちょっとお話しますが、人事異動についてなんですが、まあ特定の人どうのこうのという話はまあ一切できないということで、まあ何度もお伺いしてますけれども、どんなような人材をどのようなところにこう持っていって、どういう布陣にしたのか、ってのようなことを、まあ何て言うんですか、コンセプトみたいなものをですね、教えていただけるとありがたいんですが。
長野県知事 村井仁
あのね、それはね、申し訳ないがね、私は言いません。人事なんてものはね、発現したことが、ある意味はメッセージとして全てです。それをどのようにでもご解釈くださいと言うしかありません。そんなことにいちいち説明をするつもりはありません。ただね、強いて言えばですね、私はそれぞれのポストというものは、専門性ですとかね、やっぱりその県職員は、仕事についてプロであることが望まれると思っておりますので、あんまりしょっちゅう異動するのは私はおかしいと思っております。そういう意味では、まあ相当な幹部職員で1年は少なくともいるようにしなきゃいけないだろうし、できれば2年ぐらい、その任にあられたほうが問題を把握して、新しいことを考えて、それを実行に移していくというようなプロセスを一通りやるためには、多分、有能な人でも2年ぐらいはかかるんじゃないか、そういう意味では、そのぐらいの時間は置いておく。1つポストに置いておくというような人事配慮が必要なのではないかというようなことは、就任以来、基本的には考えてきました。そんなところをあえて付け加えて申し上げるということでしょうかね。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
前県政時代に、かなりやっぱり、いろいろ特進的人事を、特進的な人事をやったりですね、いろいろありまして、その当時に、まあ知事の発言でもあったかと思いますけれど、これ直すのにと言うか、普通の形に戻すのに、かなり10年近くかかるとかいう話ありましたけれども、今回の人事を行って、まあそれはどの程度まで、どんなふうに修復、修復したって言っていいのか分かんないけど、ご認識を・・・。
長野県知事 村井仁
あのまあ、人事ってのはボディブローのように効きますからね。それは私はいろんな意味で、まだまだ影響は残っていると思っております。思っておりますけれども、まあ、どのくらい、特にどのくらい私の理想とする姿に近づいたかと言われると、まあ一歩一歩近づきつつあるというコメントに留めましょうかね。あの、そういうことです。で、要はね、何を私が職員に期待しているかと言うと、1つポストに座ってね、じっくり腰を落ち着けてね、そこで仕事をしてほしいんですよ。そういうことなんです。それをしっかりやってほしいというメッセージですね。そこが大事だと思います。だから、1つポストに就いたら、中堅クラスの職員でしたら2年くらいそこにいて、そして抱負経綸をそこで述べていくことができる、ということを私は期待したいと思っています。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
分かりました。 |
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信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
最後に1点なんですが、かれこれ来年度に入りますと折り返し地点になるかと思うんですが、我々県政の取材を通じてですね、やはり知事選以降ですね、徐々に県民意識というのか、関心というのかですね、県政に対するものが若干薄らいできているのではないかと、これは別に誰の責任だとかいうことを言うつもりではないんですが、それに対して知事のご発言を聞いていると、例えば空気のような存在であるのが理想なんだということで、確かに僕も行政庁としてですね、許認可だとかベースとなる福祉サービスとか、行政サービスを行うという意味での行政庁は空気のような存在であるのは僕は理想だと思うんですけれども、やはり県として集めた税金をどんな形で配分して、どういう政策に何を実現するために配分していくのかという部分については、やはり県民の参加というか、関心を高める工夫とかですね、そういうものが僕は必要だと思っておるんですけれど、まあもっと言えば、今の県政には足りないんじゃないかと思っておるんですが、その辺のご見解だけちょっとお伺いしておきます。
長野県知事 村井仁
ある意味では、私になりましてからの皆さんの中にある一つのご見解を代弁されたんだと思いますけれど、確かにですね、どういうところに県民の皆様からいただいた税をアロケイト(allocate 割り当てる)していくかという意味で、そういうプロセスに関心を持っていただく、大切なことだとは思う反面ですね、そんな代議制度というか、代議制の民主主義の下ではね、議会という専門集団にね、ある意味では委ねているっていう部分ではなかろうか。普通の暮らしを営んでおられる県民の皆様がそういうことにいつも関心を持っていくということが、あるいは関心を持たなきゃならないっていうことが、本当にいいのかどうなのかって私は根本的に疑問を感じてるんです。そこはご信頼くださいまして、一つお任せいただいてっていうふうに言えるといいなと思っています。
ただ、そうは言いながら、今様、そういう「由らしむべし」みたいな話がはやらないのは私だってよく分かっていますから。唯一どうしてもやらなきゃならない、絶対に怠ってはならないのは、私は情報公開だと思ってます。ですから、これでもかっていうくらい長野県のさまざまの行政の情報は開示をさせていただいています。そして、さまざまなご批判にも全部それなりのレスポンスをしております。私は例えば、知事への手紙でお叱りを蒙った場合でも、できるだけお答えを差し上げるようにしております。まったく匿名で、返事のしようのないような場合は仕方がありませんけれども、それ以外は、私は誠実にお答えを申し上げるという形にしているつもりでして、そういう営みを続けるしかしょうがないんじゃないかって気がしますがね。
よろしいですか?よろしくないような顔をしてますけれど・・・まあしょうがないでしょう。 |
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信濃毎日新聞 牛山健一 氏
交通の問題について、2点お伺いします。先日、アルピコの問題なんですが、先日の債権者会議で再生計画が同意されたということで、知事はどのように受け止めてらっしゃいますでしょうか。
長野県知事 村井仁
それは、本当に私的整理というあれだけの規模の企業群を扱うという意味では、おそらく他にあまり例がないんじゃないかと思いますけれど、ああいう私的整理という形で、金融機関が合意をいただいた、本当にありがたいと思っております。そういう意味で、これから4月の半ばくらいですか、プロセスがさらに進むんだろうと思いますけれども、経営陣がきちんと決まって、そして円滑にこの私的整理が進んで、事業の再生が図られることを期待したいと思います。長野県にとりましても大変大きな存在でありますから、アルピコグループが、それとして地域で果たしておられる機能というものが、きちんと維持されるということを期待したい、そういうことであります。 |
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信濃毎日新聞 牛山健一 氏
もう1点すいません。整備新幹線と言いますか、特に長野県の場合は並行在来線の問題が大きな問題、今年度あったんですが、なかなかこの問題も政府与党の検討状況を見ますと、私から見ると、なかなか話が進んでいないなあっていうふうに受け止めているんですが、知事とすると、今のこの現状の協議の状況をどのように見ていらっしゃいますか。
長野県知事 村井仁
まあそんなにね、私が期待する話が、すいすいすいっとこう行くなんてことは、私は元々考えていないんで、まだ、えっちらおっちらいろいろご議論いただかなきゃしょうがないんじゃないですか。あの何て言いますか、あまり焦らずに、しっかりとお願いをしてまいりたいと思っています。 |
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鈴木恵美子 氏
長野市の鈴木恵美子と申します。ちょっと体調が良くないため失礼をさせていただきます。
先ほど、県政への県民参加についてご質問がございまして、知事お答えくださいました。ありがとうございます。そこで、私自身が日頃感じていることは、私は県民が県政を身近に感じ、県政に関心を持つということは、無駄なことではないのではないかと感じております。私事で恐縮ですが、昨年12月28日の知事会見で、知事に、少しでも県民が県庁に足を運ぶ機会を増やしてはいかがかということで、春休みの県庁見学ということをご提案申し上げました。私、それは一例のつもりでして、全くこだわってはいないんですが、その際、知事が、「再度、よく内部で検討をさせていただく」ということを述べられました。諸事情により、今回も見合わせられたのだとお察ししますが、そこのところをまた教えていただければありがたいと思います。知事は引き続き、「ようこそ知事室へ」や「車座集会」などを、ご丁寧に対応してくださっていますが、今少し、私自身も県議会の傍聴などさせていただきますと、どうも一般の県民の皆様の傍聴が少ないような感じがいたしますし、何かもう少し、我々県民共々に、県政をこれからも考えていきたいなということを感じておりますので、そこのところ、先ほど、代議制のことなどお教えくださいましたけれども、もう一歩、知事のお取り組みについてお話を伺いたいと思います。
併せて、最近、県政世論調査の結果が発表されておりませんが、その数値なども気になるところもございますが、ぜひもう一度、積極的な県民参加という点でお考えをいただけたらありがたく存じます。よろしくお願いいたします。
長野県知事 村井仁
ありがとうございました。
いろいろ中でも検討させていただいたんですけれど、実は、子どもたちの授業の一環としての県庁見学ってのが、かなり広範に行われているんですね。そういう意味で、年間を通じて1万4千人を超える小学生が県庁見学に訪れて、それから、その際にはですね、例えば「信州の豊かな森づくり」をはじめとして30近い「子ども記者体験メニュー」という段取りをいたしまして、子どもたちに、記者として県庁を訪ねた体験を書いてもらう、その素材を提供するようなことを日常的にやっているんですね。それから、小学生だけではなくて、一般の団体、地域住民のグループも、随時、ご希望があれば、受け入れもしておりますんで、まあ、それで一つ良いんじゃないだろうか。
それからもう一つは、夏休みについては子ども向けのイベントとしてですね、県内各地の試験研究機関、例えば農業関係試験場ですとか、工業技術総合センターですとか、環境保全研究所、こういった所でもですね、受け入れを積極的にやるためにいろんなイベント開催しているんです。私はね、一般的にいますとね、県庁のこの建物の中で行われていることはね、はっきり言いましてね、会議とね、それからデスクワークなんですよ。それってね、そんなにね、何て言うか、見てくださいっていう性格のことかなあっていう気がするんですね。私だって、例えば、長野県の中の企業の様々の活動に、知事として大変関心がありますから、いろんな機会に企業を訪問させていただくっていうことは、個人的にはかなり努力してやっております。その際にね、オフィスへ行かせていただくってのは、あんまり考えませんね。やっぱり、工場ですとか、あるいは倉庫なんかの現場ですとか、そういうところはね、拝見させていただいて、「ああ、なるほど、そういうご工夫ですか」というようなのはありますけども、まあオフィスルーチンと言いますか、オフィスでやることってのはね、これはまあ、民間会社のオフィスも、我々県庁の執務している状況もですね、大同小異なんじゃないでしょうか。そういう意味では、見る楽しみと言うんですかな。それはなかなかない。黙々と座ってパソコン打っているだけと、あるいは、パソコンの画面みんなにらんで腕組んで唸っているだけというような場面ですよね。それをお目に掛けるってなると、やっぱりちょっと段取りしなきゃならないことになる。それは県庁の中で日常的に行われてることとちょっと違うことをお示ししなきゃならないことになる、という気が私はして困るんです。
そんな意味でね、私は県庁をオープンするということについては、今の小学生に対する段取りと、それからその他のグループ・団体がお訪ねいただくように、それなりの便宜を図るっていうところで取りあえずよろしいんじゃないかっていうふうに考えてまいった、そんなお答えにさせていただきました。
鈴木恵美子 氏
ありがとうございます。確かに昨年の夏休みは、各現地機関でいろんなイベントなどを催してくださいまして、ありがたく思いました。
しかしながらですね、例えばこの会見を拝見しましても、一般の県民の皆さんがご参加されてるっていうのは少し少ないように思いますし、またそれは善しあしというのはまた別だと思いますが、やはり何かご工夫をしていただいて、会議とかではなくてですね、例えば知事が今お話しくださったことをやはり直接伺うと、知事さんのお人柄やご姿勢などがじかに伝わってまいりますが、ここのところを少し距離がありますと、そこのところが伝わらなかったり、また他県の例えば東京都などで観光フェアをなさった折に、私は新聞やテレビの報道を通して、副知事さんはこういうふうなお取り組みをなさったということが分かるんですが、肝心の我々県民にとっては、なかなかその姿を間近で拝見できなく残念に思います。確かにオフィスの会議のご様子などは、やはり立ち入るべきところではないとは思いますが、それでも何かのご工夫なりメッセージというものは県民に直接伝わるのではないかと思いますので、そこは各担当部署のほうで、PRという意味でも何かお考えになられてはいかがかなということを思いますが、すいません、つたない考えですがお心に留めてください。よろしくお願いします。
長野県知事 村井仁
分かりました。ご意見として頂戴しまして、よく検討をさせていただきます。
鈴木恵美子 氏
ありがとうございます。お願いします。
長野県知事 村井仁
ありがとうございました。 |
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中日新聞 吉岡潤 氏
国体の件なんですが、昨日総会ですか、あって、決算がですね、予算よりかなり縮減されたと、かなり大幅の縮減のように私は感じたんですけれども、非常に成功したと喜んでいい反面ですね、まあ予算との決算の大きな差っていうのは、その分は一般財源のほうに返納されるというようなことらしいですが、その差の認識なんですけれども、こういうものにお金を使わなくちゃいけないっていう思い込みがですね、非常に大きくて予算が膨らんでしまったのかですね、まあ努力した結果だとかよく分かるんですけれど、ちょっと額が大きいので、この認識をどういうふうにとらえたらいいのかなという気がするんですが、知事はどういうふうにお考えになるんでしょう。
長野県知事 村井仁
そこはね、こういうことだと思うんですね。始め作った予算でもね、もうあの「え〜、そんな金額でできるの」ってくらい絞り込んだ訳ですよ、過去の経験からしますと。それでね、実行段階でまたさらに、まあ私がけちですからね、だからものすごくケチケチケチケチやった訳ですよ。昔使った、何ですか
、表彰台か何かも、昔使ったやつ引っ張り出してきたんでしょ。よそで使ったやつ運んでくるとかね、新しく作るの止めたとか、それから一例でお話しした覚えがありますけれど、役員や選手に配るちょっとしたジャンパーとか何かというような着るものですね、これなんかもうんと質を落とすとか、数も最小限に絞るとかやったんですね。そういったのが結局積もり積もって、あれだけの金額になったっていうことで、やればできるじゃないかってことですよ。ただね、あそこまで、半分以下に確か最終予算を絞り込んだんだけども、その時に「これで本当に出来るかね」っていうのは正直なところだったんです。実行段階でさらにその精神を徹底していただいたっていうことだと思います。今になってみれば、金額が不用になった額が大きいっておっしゃるけれど、あんな不用出ると思わなかった、本音はそうです。
中日新聞 吉岡潤 氏
説明は非常によく分かるんですけれども、事前に予算が非常に足りないと、時期的に開催決定の期間も短いし予算付けるのも厳しいということで、競技団体からのですね、経済的な財政的な援助などもありましたし、これは良いほうだと思うんですけれど、企業協賛制度を導入してですね、新たに財源を確保したというふうにして、いろいろお金がないと集めてみてですね、結局余ってしまったということに対して、それが県のほうの一般財源に返納されるってのは、何となく抵抗があるようなないような感じもするんですけれども。
長野県知事 村井仁
いや、それはいいんじゃないですか。要するに企業の協賛金はパブリックリレーションズに、PRに、広報費用に使わさせていただいたということで使途ははっきりしてますし、それから競技団体の負担ってのは、これはまた非常に透明な話で、それぞれの競技こんなふうに運営致しましたってことでありますから、県が結局、開会式、閉会式などのイベントと、それから一般的なサポートの経費ということだと私は理解しておりますがね。
そこで本当に見事な節約ができたと。これでもやれるんだ、ということが分かった。非常に良いことだと思ってます。
中日新聞 吉岡潤 氏
ありがとうございました。
長野県知事 村井仁
じゃ、よろしく。ありがとうございました。 |
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